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みやぎなめとこ山 小松会長が冨谷市新年会に参加しました ➡Facebook記事はこちら
「みやぎ・なめとこ山の会」は宮沢賢治の作品「なめとこ山の熊」から、愛称をつけさせていただきました。
「なめとこ」は水源の意味もあるアイヌ語が地名の由来という説もあります。水があるところに植物が育つ。ブナなどの広葉樹は自分のために葉を落とし、水を貯える。貯えた水が余ったら地表や地中に放流する。広葉樹が放流してくれた森の養分がたっぷり含まれた水を私たち人間が、飲み水や農業用水として使わせていただく。クマをはじめとする野生動物も広葉樹が放流してくれた水を飲み、広葉樹の実を食べ、糞と一緒に種を広範囲にまき散らして森を広げていく。現代の私たち人間は、必要以上に水をいただいているのに、広葉樹が育つ山や森のためになることを、何一つしていないように思えます。
現在、宮城県や全国にある水源の山「なめとこ山」の森林を破壊し、地表をはぎ取り、地形を変え、大規模な再生可能エネルギー発電用地として貸し出され始めています。また、国有林内にある「奥羽山脈緑の回廊」や水源涵養林保安林、土砂流失防備保安林などの指定を解除して、自然環境破壊型の大規模な再生可能エネルギー発電用地として、約20年間貸し出されます。標高が高い山の地表をはがされた土地が現状まで回復するのに千年も万年もかかると言われています。その間、私たちの子孫は渇水や土砂災害に苦しみながら生活することになるかもしれません。
このことを、多くの人に知っていただき、考えていただくため、宮城県内で活動している個人や、団体の皆様と協力し、日本熊森協会の支援を受けながら「みやぎ・なめとこ山の会」も活動しますので、今後ともよろしくお願いいたします。
「みやぎ・なめとこ山の会」 小松 淳